街角アンソロジー

いろんな街の風景

詩集

尊敬する詩人 管啓次郎氏の詩集

PARADISE TEMPLEを拝読しました。

たくさんの言葉と知識と感情を

もっているんじゃないかと思いました。

普通の詩のように、悲しいことを

こんなふうに悲しいとか、

少し抑揚をつけて悲しいと書くのではなく、

まったく別の言葉で、たくさんの語彙をふくらませ

悲しいということを表現するのではないかしら。

同じように楽しいことも嬉しいことも

たくさんの言葉と事象をふくらませて

表現されるのではないかと思いました。

 

特に好きな詩は

「まぶた裏読み」と「西瓜の日々」

最後の数行がいいです。

それから「見えない波」シリーズ

初出のときもよかったけれど、

生き生きとして、伸びやかで

いいです。