街角アンソロジー

いろんな街の風景

遠いアトラス

キンドルの中に

遠いアトラスという詩集があります。

暁方ミレイ氏

石田瑞穂

管啓次郎氏の

リレー方式の詩集です。

 

日付を見ると

平成14年頃の作品です。

令和の今日読んでも

まったく色褪せることはありません。

むしろ輝いています。

こういう作品をテレビで

放送してくれたらいいのにと思います。

5分ぐらいの朗読で写真とかの背景で。

ラジオでもいいですね。

世の中は、きっと

受け止めてくれると思います。

 

ある曲

ラジオを聴き逃し配信で聴いています。

先日、朝の番組を聴いていたときのこと。

脳科学者というMCの女性が

ある曲を朝に聴くのが素晴らしいと

絶賛していたのです。

その曲はチョロのもので、

以前チェロにはまっていたときに聴いたとき

抑揚がなく、単調で、なんじゃこれと思いました。

著名な作曲家の曲で、YouTubeでも動画がアップされています。

あの曲、朝に聴いて大丈夫かなあ、と思いつつ

曲は流れはじめました。

抑揚がないのは控えめで、

単調なのは厳かになり、

少しだけトーンが柔らかくなり華やかな部分は

動き出した朝を表現するようで

朝の曲にあうものでした。

「第二楽章も第三楽章もあるので

是非聴いてください!」と

女性MCは、絶賛していました。

脳科学者が選ぶと、

曲も違って聴こえるのかなあ、と

思った次第でした。

 

詩集

尊敬する詩人 管啓次郎氏の詩集

PARADISE TEMPLEを拝読しました。

たくさんの言葉と知識と感情を

もっているんじゃないかと思いました。

普通の詩のように、悲しいことを

こんなふうに悲しいとか、

少し抑揚をつけて悲しいと書くのではなく、

まったく別の言葉で、たくさんの語彙をふくらませ

悲しいということを表現するのではないかしら。

同じように楽しいことも嬉しいことも

たくさんの言葉と事象をふくらませて

表現されるのではないかと思いました。

 

特に好きな詩は

「まぶた裏読み」と「西瓜の日々」

最後の数行がいいです。

それから「見えない波」シリーズ

初出のときもよかったけれど、

生き生きとして、伸びやかで

いいです。

 

 

電車

今日は所用があり、

ラッシュ時の電車に久々に乗りました。

すごいですね。

この混雑を娘は5年間、

夫は30年も経験してきたんです。

ラッシュ時の電車に乗るだけで

本当に大変だったなと思います。

感謝、感謝。

 

 

デニム

体重が減ったので、もしやと思い

20年前のデニムを穿いてみました。

なんと、ぴったりでした。

イタリア製で、穿き心地もよく

お値段もそこそこしたので

捨てられずにいました。

今時は、細かったり太かったり、

いろんなデニムの形があるので、

あまり気にならないかな。

夫にも黙って穿いていたら

「いいズボン穿いてるな」

と言われました。

「20年前のデニムだよ」

と言うとびっくり。

まったく覚えてません。

「きもー」とか言われるかもしれないので

内緒で穿いています。

 

 

 

 

 

小野不由美氏 十二国記

小野不由美氏 十二国記シリーズ

15冊を読み終えました。

とにかく、面白かったです。

どんでん返しや、意表を突くストーリー。

魅力的なキャラクター。

楽俊はいいなあ。

苦労もあるみたいだけど

ポジティブで、努力家で、面倒見がいい。

「ほたほたと足音がする」とか

「小さな手」「ひげがそよぐ」とか

かわいらしい描写が好き。

魔性の子」の読む順番をいろいろと

いわれているようですが、

零巻ということで、一番最初に読むことをおすすめします。

魔性の子」の作品自体楽しめますし、

現代社会にいたときの様子は

のちのちのストーリーの伏線となります。

新潮社の公式でも、episodeの順番が書かれてあり

その中でも、episode0として紹介されています。

ネタバレ、ポロリがあってはいけないので

詳しくは書けませんが、

面白かったです。

 

梅雨本番です。

十二国記を読んで、雨を忘れるのもいいです。